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〔ストレンジ・フィクション〕エステルハージ博士の事件簿

アヴラム・デイヴィッドスン 著

池 央耿 訳

斉藤高志 装画

河出書房新社

2010

エステルハージ博士の事件簿

book, 2010/11

ストレンジ・フィクションというシリーズの第一冊目です。

いわゆる「幻の名作・迷作」と言われつつず〜っと邦訳が出なかったものを順次刊行していこうという意欲たっぷりのシリーズで、これを立ち上げるにあたり、担当の編集の方とどういうものにしていこうかという話を一年くらいかけて詰めました。

最初の頃はもっと「シリーズ感、統一感」を出す感じで打ち合わせをしていたのですが、ゲラが数冊分上がりはじめてみるとやはり「名・迷作」と言われる作品群なだけあって、統一感で横並びに見えるより、それぞれの個性を大事にしたいという話にまとまりました。

そこで考えたのが本には大きく3つのステージがあるだろうということでした。

最初が本屋に平置きにされている状態。

次が棚差しされた状態。

そして、幸運にも誰かに買ってもらって、手に取ってもらっている状態。(最終的にはその人の本棚に入るんでしょうが、それはそれとして。)

そこで、最初の平置き状態は基本的にカバーの表一が見られる訳なので、そこはある程度自由に、単体感たっぷりに。

そして、棚差しされた時には同じシリーズでまとめて入れてくれるので、同一フォーマットでシリーズ感を。

最後に手に取ってもらっている時にカバーを外したりした時にも色違いの同一フォーマットでさらにシリーズ感を強める。

という階層を一冊の中に持ち込む事にしました。

エステルハージ背

背は統一フォーマットです。装画は表一から表四までまわすのを基本としてます。

エステルハージ表紙

表紙も統一フォーマットです。特徴を出すためにツートーン柄を天地に使いました。

エステルハージ見返し

この時は見返しに地図が入っています。表紙と見返しは「やよいカラー」という紙で揃えてます。

エステルハージ別丁

別丁はフォーマット化せず、カバー表一の要素をもう一度持って来て単体感のまま読んでもらいつつ、表紙と見返しで使っている「やよいカラー」の紙色を特色で再現して全体の統一感も持たせるようにしています。


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