ATELIER MUJI 2009年 クリスマス・イベント
ユトレヒト 企画
ima 会場設計
2009
graphic, 2009/12
有楽町のATELIER MUJIで2009年12月11日(金)~12月24日(木)に開催されたイベントのグラフィックを担当させていただきました。
世界中でそれぞれが特別だけど、それぞれがいつものクリスマスを過ごしているのを、大げさじゃなく、ふつうに体験しようという展示です。
クリスマスというともみの木だったり、ビジュアルにしやすい要素はたくさんあるんですが、そういったヨーロッパ由来でなく、宗教的な意味合いもあまりない、よく言われる「日本的」なクリスマスの過ごし方っていうのが実は世界中でもうすでに、いっぱいいろんなところであるんじゃないの? というのが企画の意図なので、一切の「いわゆる」な要素を使わずに「ふつうの」クリスマスを、赤だけを使って表現しました。
フランス、スウェーデン、アルゼンチン、台湾など世界9カ国の人たちに手紙と歌を届けてもらい、期間中会場で各国語の「ジングルベル」と「赤鼻のトナカイ」と「きよしこの夜」が合唱し続けるという、不思議な空間を作り上げるお手伝いが、うまく出来たんではないかと思います。
ちなみに一番最初にサンタクロースの服を赤にしたのはコカコーラの広告だったそうです。今現在私たちがイメージするものも以外とそういうところから醸成されているっていう、いい例だと思います。