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ウッドストックがやってくる

エリオット・タイバー、トム・モンテ 著

矢口誠 訳

100% ORANGE 装画

河出書房新社

2009

ウッドストックがやってくるカバー

book, 2009/08

WOODSTOCK MUSIC FESTIVALが実はウッドストックで開催されていないのは有名な話ですが、最終的に開催された場所を提供した人の自伝です。

アン・リーが映画化をしたので分かるかと思いますが。彼はゲイなんですね。

ウッドストックがやってくる帯

舞台がアメリカで50〜60年代の話で、しかもユダヤ系なので状況がかなり複雑で過酷なのですが、彼は自分のセクシュアリティゆえに引き裂かれていると感じていて、その彼がウッドストック・フェスティバルを開催しようと決意することから、自分のパーソナリティーを回復していく。という物語です。

ウッドストックがやってくる別丁扉

ちなみにウッドストック・フェスティバルの関連本みたいなのとは違います。あくまでもエリオット・タイバーという一人の人間が自分を変えていきながら、自分を発見する物語です。

ウッドストックがやってくる表紙

カバーはウッドストック・フェスティバルの会場で迷った時にみんなの目印になっていた木です。迷った時にはいっかいそこを目指すんです。そして進む道を見いだせるんです。そういう木があったんですね。

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