横山雅彦・中村佐知子
筑摩書房
2021〜2022
book, 2021/12 2022/04
2021年4月に刊行した『英語のハノン〈初級〉』を作っている時点で、これが好評だったら続編があるかもしれないというお話で、わたしが個人的に担当させてもらっている本で好評だったら続編とかシリーズ化というものは必ずその続編やシリーズ化を実現させてきておりまして〜〜って自慢話でもなんでもなく、最初から〈初級〉と銘打っているのでよほどのことでもないかぎり続編は出ていたのでしょう。たぶん。こういう場合に気をつけることは、次のことをあまり考えずに普段どおり一冊一冊丁寧に作るということ以外にないのですが、三冊が揃った時のことも考えて組み入れていかなければならない思うので、三冊が一組になるような「循環」を取り入れました。それは〈初級〉のタイトルの色が〈中級〉のオビの色に。〈中級〉のタイトルの色が〈上級〉のオビの色に。〈上級〉のタイトルの色が〈初級〉のオビの色になる。というものです。そして、「スピーキングのための〜」という部分を「角書」といいますが、〈初級〉から〈上級〉にかけてその角書とタイトルの比率が変化していくようにしています。〈初級〉の時は『英語のハノン』というタイトルが初出なので、説明部分の角書を大きく。その後徐々に角書が小さく、タイトルが大きくなるようになっています。地のクリーム色もタイトルの文字色に合わせて微妙に変化させました。