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モティベーションをまなぶ12の理論 ゼロからわかる「やる気の心理学」入門!

鹿毛雅治 編

金剛出版

2012

motivations 01

book, 2012/04

最近ビジネス書の棚に人文系の本がよく置かれるようになってきているそうです。この本はそのビジネス書を読むような人から、心理学の専門家予備群の人たちまでをターゲットにできる、ちょっと特殊だけど、いまっぽい内容の本です。

motivations 02

「構造やその構造の変え方を知らなければ、前に進むのは難しい」とはジョン・ライドン(a.k.a. ジョニー・ロットン)の言葉ですが、モティベーションのメカニズムを12の学説とともに読み解こうという内容になっているので、まさに構造を知ってその変え方を考えるための本という立ち位置にいる訳です。その本が小難しそうな表情をしていたのでは意欲を削りかねないので、タイトル、サブタイトル、オビの文言を上から下までゴシックと明朝を織り交ぜながらリズミカルにテンポよく並べることにしました。紙はすべてNTラシャで揃えてますが、カバーはマットPP、オビにはニスと表面の変化でリズムをつけてます。

読んでみて個人的に面白かったのは「自動動機」のところでした。無意識と意識の関係性がとてもクリアに見えてくる大変面白い説です。

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