works

ロールシャッハの鮫

スティーヴン・ホール 著

池田真紀子 訳

角川書店

2010

ロールシャッハの鮫

book, 2010/12

これがデビュー作になるイギリス人作家の長編小説。デビュー作で500ページ越。背幅4センチ!

小説は言葉で書かれていて、言葉は概念を作りだす。だからその概念の中だけに存在する世界を小説で書いたらどうなるか? というのをエンターテイメントとして書く。っていう感じなんだろうと思います。

原題が「The Raw Shark Text」というのですが、ここからして「ロールシャッハ・テスト(The Rorschach Test)」のもじりになってます。

ロールシャッハの鮫 背

背幅4センチってこんなですからね。

ロールシャッハの鮫 表紙

表紙の紙はファースト・ヴィンテージ(オーク)です。この紙は非常に使いやすいというか、紙らしいというか、斤量もそろってていい紙です。特にこれだけ束幅があると本にある物体感が増幅されるので、この紙だとすんなり収まってくれます。

この本では本文の流し込みもやっています。なぜかというと、テキスト(= 概念)が動き出すからです。

ロールシャッハの鮫 本文01

ということで、テキストの動きに合わせてイレギュラーな組みを、しかも英語の文意と日本語の翻訳の擦り合わせをしながら基本の組みと組み合わせていくという作業をしています。

ロールシャッハの鮫 本文02

こんなかんじのもあったり。

目玉はテキストの鮫が襲ってくるという場面なんですが、実に40ページを使ってます。興味のある方は一応アマゾンのリンク貼って置きますので。

ロールシャッハの鮫


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