アルバート=ラズロ・バラバシ 著
青木薫 訳
田中英樹 装画
NHK出版
2002
book, 2002/12
もう10年も前の仕事ですけど、最近立て続けに面白いことが起きたので、記事を書いてみることにしました。
数カ月前、たまたま入った本屋さんでこの本が他の関連本と特集という形で面出しされているのを見かけました。手に取ってみるとなんと十数回増刷がかかっていました。
そしてそれから1カ月後くらい後に渋谷TSUTAYAのエスカレーターでこの本(恐らく図書館で借りたもの)を手に持っている若者を目撃。
さらに先日(2012年3月上旬)、facebookのウォールにこの本の引用が書影付きで流れているのを発見。と、まさにオビの文言通り。
さすがに10年前なので、本の細かい内容と当時の仕事をしていたときの記憶がほとんどないのですが、カバーと表紙の紙にレイチェルGAというのを使用しています。確か当時発売になったばかりの商品だったはずです。エンボスのカタチがネットワークっぽいっていうのが選んだ理由だと思います。
そして、装画は田中英樹さんです。これもうろ覚えですが、「なんかネットワークっぽいのを簡単なカタチで描いてください」とか頼んだような気がします。
なんじゃそれって感じかもしれませんが、全部「っぽい」っていうのをキーワードに、複雑なことを、私個人の「っぽい」という曖昧な感覚と、田中さんの感覚の「っぽい」とでまとめてみたら、わりかし分かりやすそうなもんができちゃうんじゃないか。とか、きっとそんなことを考えていたんだと思います。
それが上手くいったのか、ただ単に本に書かれていることが面白いからだけなのか、どちらにしてもいまだに店頭に並んでいるようです。あなうれし。