ジャン・ラプランシュ
十川幸司・堀川聡司・佐藤朋子 訳
金剛出版
2018
book, 2018/11
今からおよそ10年前、2010年の瀬戸内国際芸術祭を数日かけてさんざん見てまわった挙句、一番心に残って、忘れることのできない作品というのが、最終日に地中美術館で見たポロックでした。2枚あって、両方ともモノクロ、スミかグレーで描かれていたと思います。正直どんな絵だったかは重要ではなく、自分では気がつけていなかった自分の中の緊張がなぜだか一気に解けて、溶けて、落ち着いた、あの安堵。
ポロックがどういう人物だったかはちょっとググればすぐ分かると思うのでわざわざ書きませんが、そんな彼が絞り出してくれてたものがそこに「ある」のを見て救われた気がした。ということかも知れません。
ということで、ポロックにしました。