モラヴィア美術館
阿部賢一・須藤輝彦 訳
河出書房新社
2020
book, 2020/05
本を作る時に、特にそれが子供を対象とする時に、その読者の知性をどのくらいに設定するか? というのは実はとても重要でかつ難しいことだと思います。
この本はその想定している読者の知性に信頼を寄せて、信頼をしているからこそとても丁寧に説明をするというスタンスを崩さない。というタイプの本です。
こういう本に数多く触れていると、子供はその信頼に応えて没入するようになるんじゃないかと私は思います。
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