森岡正芳・東畑開人 編
金剛出版
2022
book, 2022/08
以前、「ある一つの方法なりメソッドなりが一般化・浸透すると、その専門家はその適用範囲を拡大してみたり、捉え方をやり変えてみたりしてより強固なものへと作り変えていく」と書いたことがあるんですが、では、なぜ「適用範囲を拡大し」たり、「捉え方をやり変え」たりしなくてはならなくなるのか? というところが「再考」という言葉に繋がってきていると思います。「unlearn」という言葉を「学びほぐす」と鶴見俊輔さんが訳されていますけれど、試行錯誤しないと学びほぐせないんですよね。