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雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より

ノーマン・ロック 著

柴田元幸 訳

河出書房新社

2009

雪男たちの国カバー

book, 2009/01

南極探検隊に参加したジョージ・ベルデンの書いた日誌をノーマン・ロックという人がサナトリウムの地下室で発見し、それを編集し直して出版した。ということになっている本です。

雪男たちの国扉

日本でこれが翻訳されるきっかけがまた面白いんです。訳者の柴田元幸さんが雑誌の取材でニューヨークを訪れた際に本屋に立ち寄り、中身も見ずにたまたま買った本を帰国してから読んだらたちまち魅了されてしまい、「PAPER SKY」に中の3章分だけ訳したのを掲載したところ、この本の編集者が反応し、単行本として出版されることになった。んだそうです。

物語は設定(ほんとは設定って言っちゃいけないんですけど)からなにからあまりにとっかかりがなく、途方に暮れそうになったのですが、いろいろ調べていたら、探検隊の日誌というのは「Log」といって、そのLogの表紙はだいたい革で装丁されていることが分かりました。

もし、カバーでそれができれば、発見された日誌という設定(と言ってはいけない)までも取り込んだブックデザインになるのではないかということで、レザックという紙にグレーを刷り、グロスPP加工をして、革を再現することにしました。上からさらに金箔です。

雪男たちの国 帯

帯の紙はNTラシャのスノーホワイトです。質感のギャップも相まって、まるで雪のようです。

雪男たちの国表紙

表紙も同じ紙です。インクののらない感じがいい味を出してくれてます。


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