ショーン・タンの代表作と言っていいでしょう。初版の2011年4月30日から版を重ねて重ねて、少しちいさく手にとりやすいサイズになりました。光陰矢の如し。まばたきの12年目。
book, 2023/04
日本初の心理職の国家資格として「公認心理師」という制度が2017(平成29)年に施行されたということに伴い、基本から発展までを網羅的に、B5判、背幅5センチのボリュームでこれでもかと一冊に詰め込んだ『基礎文献』です。 & ……
book, 2023/02
『英語のハノン』シリーズが〈初級〉〈中級〉〈上級〉と続いて英文法から英会話の〈フレーズ編〉に成長です。タイトルを横組みから縦組みに変えて装いも新たに。引き続き本文組も担当しています。
book, 2023/02
現代美術作家 谷山恭子さんが2014年から横浜市青葉区美しが丘の住宅街で続けていたプロジェクト『街のはなし』が円をとじました。そして最後までデザインを担当させてもらいました。 毎年いろんな世代の住人の方々にインタビューし ……
book, 2023/01
ショーン・タンの日本語版のデザインをほぼ全て担当しているのですが、〈ショーン・タン公式HP〉ができたりして、オリジナル・グッズなども作り始めています。まずはカレンダーということで〈ショーン・タン公式オンラインショップ〉か ……
graphic, 2022/12
現代美術作家 谷山恭子さんが2014年から続けてきたプロジェクトが9年目でついに完結しました。このあといままでの全てをアーカイブした本を作ります。最初にこのプロジェクトをはじめる時に10年は続けようという話をしていたので ……
book, 2022/01
この本は、カバーのメラニー・クラインのポートレイトをわたしが描いたのと、本文の刷色を特色にする提案をさせてもらいました。『ドクター・スランプ』も『魁!!男塾』も、あるいは『ベルばら』も『はいからさん』も『すすめ!!パイレ ……
book, 2022/11
助詞です。その中でも格助詞になります。「と」は並立の関係であることを示し、ここでの「の」は連体修飾語で「技法」を修飾しています。「の」を格助詞としない場合もあるそうですが、そこまでは知らん。いずれにしても助詞の使い方は工 ……
book, 2022/09
以前、「ある一つの方法なりメソッドなりが一般化・浸透すると、その専門家はその適用範囲を拡大してみたり、捉え方をやり変えてみたりしてより強固なものへと作り変えていく」と書いたことがあるんですが、では、なぜ「適用範囲を拡大し ……
book, 2022/08
以前に出版されたショーンさんの『内なる町から来た話』の中の1エピソードを抜き出して再編集したいわば短編作です。かつて動物と時間を過ごしたことがあって、そこに関係性を結んだことのある人だったらグッときちゃうと思うので、ぜひ ……
book, 2022/07
仕事なので「認知行動療法」について多少理解しようと努めてきましたが、ここまでくると手に負えません。わかることといえば、ある一つの方法なりメソッドなりが一般化・浸透すると、その専門家はその適用範囲を拡大してみたり、捉え方を ……
book, 2022/07
2021年4月に刊行した『英語のハノン〈初級〉』を作っている時点で、これが好評だったら続編があるかもしれないというお話で、わたしが個人的に担当させてもらっている本で好評だったら続編とかシリーズ化というものは必ずその続編や ……
book, 2021/12 2022/04
私が思い浮かべるのは、カート・コベイン、ロビン・ウィリアムズ、クリス・コーネル、最近だと上島竜兵でしょうか。カートは27歳、他はみんな50歳以上でのことなんですよね。自殺をどう定義するかにもよるでしょうが、ドラッグの過剰 ……
book, 2022/02
犬といえばロックのミュージックビデオ。いや、ロックのミュージックビデオといえば犬。です。ジョニー・デップがシザーハンズの役作りの時に参考にしたいくつかの中に犬も入っていて、参照した要素を「the unconditiona ……
book, 2021/11
2022年9月の段階で東京都の小学校の教員が130人不足しているとか、過労死ラインが月80時間と言われるのに、教員の月の平均残業時間が96時間44分だとか、しかも残業代が出ないだとか、その対策として文科省が出してくるのが ……
book, 2021/10
「ギリシャの経済学者(元財務大臣)が物語(しかもSF)を通じて展開した資本主義社会に関する壮大な思考実験」が概略として妥当すると思います。面白いですが、「MMT(現代貨幣理論)」とかシルビオ・ゲゼルの「減価する貨幣と地域 ……
book, 2021/09
「学」という世界には「理念」と「現場」という水準の違う二つのもの(ほんとはもっとあるかも知れないけど)があって、その二つを混同しないようにした上で、「現場」が重要なんだというのが「治療文化」という言葉が作り出されてくる大 ……
book, 2021/08
この本の中にこういう一節があります。「既存の感染症を広げている最大の複合的要因は、おそらく気候変動だろう」なぜなら、感染症の媒介生物がより北方や高地などに分布域を広げられるから。他にも、公衆衛生インフラを切り詰めるような ……
book, 2021/07
「精神分析」。ここでは特に「日本の精神分析」のガイドブックとして読者を観光客的目線に誘い、精神分析を時に深堀もしながら概観していくという新たな「perspective(パースペクティブ)」を提供するということなんですが、 ……
book, 2021/06
人間の脳が把握する外界には「自然環境」と「社会環境」の二種類があり、それぞれに対応する脳の部位だか何かが違うらしく、それぞれの状態の脳に名前がついているそうです。その一つは群れの中(社会環境)で、他の個体との関係に適応す ……
book, 2021/05
この本は本文の設計・デザインから流し込みまでやっています。この本は、英語の文法をはじめからやり直してその文法知識をそのまま「話せる」ところまで持っていくという魔法のような学習法の本です。「魔法」なので、それを実現させるた ……
book, 2021/04
ANAの機内誌「翼の王国」に吉田修一さんが連載している短編とエッセイをまとめた文庫の4冊目と5冊目です(よく考えたら2冊目と3冊目を撮影し忘れている!)。COVID-19というものが現れてしまってから「旅」のことを考える ……
book, 2021/01 2021/02
人に歴史あり。ショーン・タン以前のショーン・タンという感じでしょうか。まぎれもなくショーン・タンだけどショーン・タンじゃない。みたいな。この本はオーストラリアという国家が出来上がる端緒をモチーフにした絵本だと思います。そ ……
book, 2021/01
この本の冒頭に「メラニー・クラインに関しては、ここに改めて紹介する必要はないと思います。」と、あるくらい精神分析の世界では基礎的な存在らしいのですが、私は打ち合せで「で、メラニー・クラインってどんな人なんですか?」と聞か ……
book, 2021/01
帯に「同じ失敗を何度もくりかえす」とありますが、わたしもね、くりかえします。わたしには変な自信があって、「なにか診断を受けたらなにか診断名がつくはずだ」というやつなんですけど、病名というものに対する揶揄も入っていますが、 ……
book, 2020/11
このカバー(表紙)に使われている(だけではないですけど、次の本の表紙の絵だとあらかじめ分かっていたという話です)原画を、ちひろ美術館・東京で見ることができたのですが、凄かった。そこまで描かないとダメなんだ。え〜! という ……
book, 2020/08
「文化」というものはその土地、地域に固有のものであり、同時にその枠組みをさまざまなコミュニティの単位にも当てはめることができる。というのが今回の増刊号のおおもとのアイデアなのではないかと思います。コミュニティと書いててち ……
book, 2020/08
本を作る時に、特にそれが子供を対象とする時に、その読者の知性をどのくらいに設定するか? というのは実はとても重要でかつ難しいことだと思います。 この本はその想定している読者の知性に信頼を寄せて、信頼をしているからこそとて ……
book, 2020/05
「旅」が気軽にできなくなって数年経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。この状況を通過したのち、我々のものの見方というのはどのくらい変わるのでしょうか? 景色の見方も変わるでしょうか。 ナショナル ジオグラフィッ ……
book, 2020/04
幼稚で無責任な人間が自らを最高責任者と呼んでいる景色を数年間見させられ続けていたらアメリカでも同じような現象が立ち現れた。というような時期にこの本のデザインを依頼されたのですが、2020年6月になって、かの国ではかなり思 ……
book, 2020/03
おむすびむすんで、おみそを醸して、知ったり、得たり。学びほぐして、繰り返してみて、変わったり。人を呼んだり、受け継いだりもして。地道と思えることが面白い。なんといっても面白くないと続かないだろうと思う。
graphic, 2020/02
ロマナ・ロマニーシンとアンドリュー・レシヴという二人のウクライナの絵本作家ユニットの作品で、「うるさく、しずかに、ひそひそと」に続いて出たものです。途中、8色印刷(!)を挟んでますが、この本もある程度想定している読者に子 ……
book,
ウクライナの絵本作家ユニットの作品で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展とボローニャ・ラガッツィ賞をダブルで受賞して、さらに2020年度「えほん50」(公益社団法人全国学校図書館協議会絵本委員会)にも選定されている本なので、 ……
book, 2019/10
2019年5月11日〜7月28日までちひろ美術館・東京で開催されていた、ショーンさんの個展『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』に合わせて、「ちょっとしたおみやげとしての」もしくは「友達へのプレゼント用に買って ……
book, 2019/05
説明不要。自伝です。当時素直に読めなかった人も読んでおいた方がいいですよ。デザイン的には欧文タイトルなどが1ミリも動かせない仕様になっていたので、ふさわしい書体を選ぶことぐらいしかできませんでしたが、マイケルの本ですから ……
book, 2019/05
日本にはサブカルチャーはあるけど、カウンターカルチャーと呼べるものがない。もしくはそれがあらわれたり表現されたりした場合に、それを「メンドくさい」と感じる人の数が圧倒的すぎてカウンターが存在し続けられない。だから日本では本当の意味でのポップカルチャーがあるように思えないんだろうな。と、この仕事を通してぼんやり私は思いついていました。
book, 2019/04
今からおよそ10年前、2010年の瀬戸内国際芸術祭を数日かけてさんざん見てまわった挙句、一番心に残って、忘れることのできない作品というのが、最終日に地中美術館で見たポロックでした。2枚あって、両方ともモノクロ、スミかグレ ……
book, 2018/11
大学生の頃からいつか観ないといけないと思いつつなぜか観ていなかった映画で、しかも数年前からたまたまわが家にジャック・マイヨールとダライ・ラマが出ているので特に観てみたいと思っていたその第二番のDVDがあるにも関わらず、こ ……
editorial, 2018/09
はたらくくるまシリーズの第二弾で今回はまちのくるまです。 カバーと表紙はプロセス4色に特色1色の5色印刷。本文は試行錯誤の末にシアンとスミはママ、マゼンダに蛍光を50%プラス、イエローはTOKAのサターンイエローに差し替 ……
book, 2018/09
この本の眼目をプロローグから引用しますが「物事を認識する能力が皆無だと思われている植物状態の人の15〜20パーセントは、どんなかたちの外部刺激にもまったく応答しないにもかかわらず、完全に意識があることを、私たちは発見した ……
book, 2018/09
臨床心理学増刊第9号「みんなの当事者研究」の記事でめんどくさいと書いてしまいましたが、この本の冒頭で責任編集の熊谷さんが「当事者研究と専門知」について、その「当事者研究」を獣道、「専門知」を舗装道路と表現されています。め ……
book, 2018/08
ちょっと誤解があるかもしれませんが、私が理解している範囲のことを書きます。「坂本龍馬はアスペルガー症候群だった」みたいな話があります。仮に坂本龍馬がアスペルガー症候群だったとして、(彼が現代に生きていたら)アスペルガー症 ……
book, 2017/08
核兵器が世界から完全になくなったとしても、それで世界が平和になるわけではない。しかし、核が使われたらどんなことになるのかを人類は知っている。おそらく日本人ならなおさらでしょう。 しかも広島・長崎で使用された爆弾の中に入っ ……
book, 2018/07
蓋然性(probability)に「」(カギカッコ)がついていなかったら、このタイトルの組み方は not probably だったでしょう。 ということで、probability をきちんと掬い上げることができたと思いま ……
book, 2018/05
この本の最初に出てくるものが「わが子に被害者意識を持たせる習慣」で、「多くの場合、被害者意識は自己暗示に変わる」。そして「被害者意識は、おおむね学習行動だ。『コップに半分しか水がない』と考えるタイプの親は、無意識のうちに ……
book, 2018/04
この本はもともと「臨床心理学増刊第7号」として刊行されたものの単行本化です。 ここにアップし忘れてますが、第7号の表紙も担当していて、その時の表紙に使った同じ紙をこの本の本体表紙に使っている以外は全然デザインを変えていま ……
book, 2018/09
4年目に入った「街のはなし」は元々横浜市青葉区美しが丘で開催されていたAOBA+ARTという美術展の作品としてはじまったのですが、2017年から住民の方々が立ち上げた「街のはなし実行委員会」を主体とし、独立した形で運営さ ……
graphic, 2017/12
2014年から続いているプロジェクトの4年目です。現代美術作家 谷山恭子さんが、横浜市青葉区のたまプラーザにある美しが丘の住宅街で続けている『街のはなし』というプロジェクトで、毎年美しが丘のいろんな世代にわたる住人数名に ……
editorial, 2017/12
以前に単行本も担当させていただいていた本の文庫版になります。以前にもましてタイトルが長〜くなってます。 2017年の11月に発売されて2018年1月中旬現在で7万部という売れ行きだそうで、多くの人に受け入れられているとい ……
book, 2017/11
1938年のハロウィンの晩にオーソン・ウェルズが、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を題材にしたラジオドラマを放送。それを聞いた全米100万人以上の人々がパニックに陥った。という有名な話がありますが、この本はそれがなぜ起こり ……
book, 2017/11
いい本です。個人的には戦争そのものすら受け入れる気持ちはなく、彼は軍人で人も殺している訳ですからちょっと複雑なんですが、しかし、自分の信じたことをなしとげてきた人間が持つ説得力というものがあるのは事実です。 ここに書かれ ……
book, 2017/10
イベント・フローラル・デザイナーとしてアメリカで成功している徳升笑子さんの初の著書です。 失敗しないために「念のため思考」を身につけましょう。という本なんですが、この方自身はちゃんと失敗してきているんですね。その失敗から ……
book, 2017/08
ザ・ビートルズ研究の第一人者といわれているマーク・ルイソン(Mark Lewisohn)がライフワークとして、ザ・ビートルズについて調べられるものについてはひとつも書き漏らさないよう徹底的にリサーチしながら現在も執筆し続 ……
book, 2016/11
「The Fifth Beatle」と呼ばれている人物は何人かいますし、ザ・ビートルズのメンバーたちも誰を「五人目のビートル」と呼ぶかについてはそれぞれあるようですが、いずれにせよ、恐らく一番最初にそう呼ばれた人物はこの ……
book, 2016/12
本の内容については毎日新聞「今週の本棚」で池澤夏樹さんが書評『アラブからヨーロッパへ 融和の誘い』というのをお書きになっているので、もうそちらを見ていただければ。 レバノンとフランスを行き来するBD(ベーデー)です。移民 ……
book, 2016/10
現代美術作家 谷山恭子さんが、横浜市青葉区のたまプラーザにある美しが丘の住宅街で美術展を開催しているAOBA+ARTで毎年行っている活動のひとつ、『街のはなし』も三号目になりました。 『街のはなし』とは、毎年美しが丘のい ……
editorial, 2016/10
広島にある百貨店「福屋」の八丁堀本店の屋上にできたパブリックガーデンのロゴを担当させていただきました。 この八丁堀本店(1929年/昭和4年創業)の建物は現存する数少ない被爆建造物のひとつだそうです。 昔は百貨店の屋上と ……
graphic, 2016/07
2016年の7月から3ヶ月以上に渡って府中市美術館で公開制作された現代美術作家 谷山恭子さんの展示会のフライヤーを担当させていただきました。 「それぞれの土地の持つ属性」と「そこに含まれる個人の主観」との間を繋げ直すとい ……
graphic, 2016/06
コヨセ ジュンジさんの新作の絵本を担当させていただきました。 中面のレイアウトもやらさせていただいてます。 最初にいただいたラフを元に全ページのレイアウトを起こしながら、こちらのアイデアも提案させていただいたりと、非常に ……
book, 2016/04
ザ・ビートルズの「リボルバー」から「アビー・ロード」までのほぼすべてのレコーディングでエンジニアを務めた方の回顧録です。 「ほぼすべて」と書いたのは実際には「ホワイト・アルバム」の途中でスタジオの雰囲気にいたたまれなくな ……
book, 2016/04
ストレンジ・フィクション・シリーズの最終巻です。前回から実に3年ぶり。初巻から6年越しで完結です。 装画を小岐須雅之さんにお願いしたのは狙い通りでした。 本文を読むと、このロデリックはもっと単純な造作で作られているように ……
book, 2016/02
英語の冠詞は難しいんだそうです。英語を長年勉強してきた人でも難しいらしいです。なぜなら発話者のイメージに左右されることもあり、ネイティブでもある程度揺らぎがあるからだそうです。でも、論理的に押さえられるところはしっかり押 ……
book, 2016/01
「究極の洞窟」につづいて暗いところです。 洞窟は一応自然にできたものを指すのだと思いますが、こちらは人間の手で作られたものを含みます。 トルコ・イスタンブールの地下貯水槽。古代ローマ時代から19世紀まで建築用の岩が切り出 ……
book, 2015/12
我が人生初のマイコー本です。 マイコーについてはいろいろ思うところがあるのですが、2015年にケンドリック・ラマーが出した「To Pimp a Butterfly」で数回ケンドリックがマイコーについて言及していて、なんと ……
book, 2015/08
この本はもともとブログに投稿されたものが評判になり、フォーブス誌のウェブ版に転載された後、たくさんの読者を獲得し、のちに書籍化されたものだそうです。 著者は心理療法士として患者さんを見た経験と最愛の人を相次いで亡くした自 ……
book, 2015/08
カメラを撮影する際に「ISO感度」というのをフィルムの場合は選択、デジタルの場合は設定するのですが、その数値が大きくなればなるほど暗いところでの撮影が容易になります。 レンズの絞りとシャッタースピードとISO感度が関連す ……
book, 2015/04
昔はアルコール中毒やニコチン中毒と「中毒」という表現をしていましたが、現在ではその状態のことを「アディクション(嗜癖)」と呼ぶのだそうです。「中毒」と「アディクション」の間の時期は「依存症」とも言っていました。かつて「中 ……
book, 2015/04
中学校の国語の教科書のデザインを担当させていただきました。「指導要領が改訂されるたびに追加されつづけている教科目標のおかげで非常に複雑な教科書になっている」というのが最初お話をいただいた際に全社の教科書を見た時の印象でし ……
book, 2015/02
今回の中学校の国語の教科書に素敵な絵を書き下ろしてもらったのがクサナギシンペイさんです。1年生は「日本の動物」がテーマで、表紙と各扉ですべて共通させています。1年生の表紙はカモシカ。 さらに巻頭には詩「谷川俊太郎 はる」 ……
book, 2015/02
教科書を採択する際に参考にされる資料も作成しました。普通はこの二つ(「編集の主旨と特色」と「観点別内容と特色」)は二冊に分冊するのですが、予算の都合もあり、ちょっと工夫して一冊にまとめました。 「編集の主旨と特色」は縦組 ……
editorial, 2015
サブタイトルは「ACTの育児支援ガイド」です。「ACT」とは「Acceptance & Commitment Therapy(アクセプト&コミットメント・セラピー)」の略で直訳すると「受け入れて関わる心理療法」 ……
book, 2014/11
「空」「世界遺産」とつづいて、今度は「聖地」です。今までよりは読み物に近い感じの構成になりました。ただ写真を見るだけでなく、その背景にある歴史を知ったうえで理解される美しさです。
book, 2014/10
「空から見た美しき世界」が好評だったので、同じ版型で今度は世界遺産です。これが後々ゆるいシリーズのようになっていくのですが、ナショジオの持っているコンテンツ力を実感させられることとなります。もちろんコンテンツ力だけじゃ駄 ……
book, 2014/09
ナショナル ジオグラフィックから出ている写真集です。さすがのコンテンツ力。世界中さまざまな場所の空撮写真が美しいです。 本文レイアウトもすべてやらさせていただいてます。基本的には写真を活かすこととページ繰りのリズムを大切 ……
book, 2014/06
もはや説明いらず。ミュージカルのアイキャッチにもなっている有名な絵ですが、もとは「1879年-1882年出版のユーグ版のために画家エミール・バヤールによって描かれたコゼットの木版画」(Wikipediaより)だそうです。 ……
book, 2012/12
本編を通じてずーーーっと風が吹いているように感じる作品です。なので、原著ではテキストがイタリックで組まれています。 日本語にはイタリックは存在しないので、同じ効果を出すために文字を斜めに傾ける訳ですが、その際「何度傾ける ……
book, 2012/11
「3秒」のマルク=アントワーヌ・マチューの日本での最新作です。一筋縄ではいかない、かなり哲学的なマンガです。もともとヨーロッパにおいて、科学だったり芸術というものは「神の被造物であるこの世界を理解するため」に発展してきた ……
book, 2013/05
さまざまな方(基本的には有名人と呼ばれる方たち)の死にかたを描いているのですが、それは当然逆説的に生きかたを描くことでもあるわけです。個人的には40歳を過ぎてから「人生の一回性」というものに本気で気がつくというのろまな人 ……
book, 2013/06
最初に技術的な話をしておきます。ファーストヴィンテージに改UV161コンク白を一度刷りです。ほんとは三度、できれば二度刷りたいところですが、なかなかそう贅沢は言ってられないので、一度刷りです。なんですが、一度でも白が効果 ……
editorial, 2013/03
本編自体が150ページ弱の長さで、巻末に開高健氏のすばらしい解説と訳者である高畠氏のしっかりした解説があるので未読の方はどこかのタイミングで読んでみてもいいんじゃないかと思います。 ロシア革命とそのあとに続くスターリンの ……
book, 2013/05
以前に紹介したショーン・タン『遠い町から来た話』の中にあるひとつの話「エリック」を取り上げて、ひとつの小さな本にまとめたものです。 「遠い町から来た話」の時はヒラギノ明朝W3と游築五号仮名W3の組み合わせを使いましたが、 ……
book, 2012/10
「アライバル」「遠い町から来た話」「ロスト・シング」とあって、そのうちのどれか一冊でも気に入った人はこの本をすごく楽しめると思います。なぜならその気に入った本がどんなアイデアやスケッチから発芽したのかを発見できるからです ……
book, 2012/08
この原作となっている絵本が本国で発売されたのが2000年で、それを映像化するにあたってショーンさん自身が監督・脚本・デザイン・美術をつとめて、なんと10年後に出来上がったのがこの映画です。 BOX SETの中身はDVDと ……
book, 2012/12
ショーン・タンさんの絵本です。これをショーンさん自身が映像化した作品がアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞してます。そのDVDのパッケージも担当させていただいていますが、まずはこちらを。 お話は、主人公が奇妙な迷子の生 ……
book, 2012/06
舞台は第二次大戦中の東欧、主人公はロマの兄弟。逃げ込んだ動物園で真夜中の空爆。すると人のいないはずなのに話し声が…それは動物園の動物たちだった。彼らは話しはじめる。檻のなかから観察してきた人や村、戦争のこと、そして…
book, 2012/07
最近ビジネス書の棚に人文系の本がよく置かれるようになってきているそうです。この本はそのビジネス書を読むような人から、心理学の専門家予備群の人たちまでをターゲットにできる、ちょっと特殊だけど、いまっぽい内容の本です。 「構 ……
book, 2012/04
文部科学省と経済産業省が主催で、「原子力ポスターコンクール」を開催してい「た」のですが、それに対抗して、ツィッターを起点に盛りあがってはじまった「脱原発ポスター展」というウェブで国内外からポスターを募集しているサイトに集 ……
book, 2012/04
レスター・ヤングからなんとデヴィッド・アクセルロッド、マッド・リブまでを網羅して「ウェスト・コースト・ジャズ(ミュージック)」をとらえ直そうという中山康樹さんの意欲作です。面白いです。 ウェスト・コースト・ジャズというと ……
book, 2012/02
紙とデジタルで同時出版をしたちょっと変わったフランスのBD(ベーデー)です。ズームと反射、反射とズームを繰り返しながら3秒という時間に起こる事件を切り取るというアイデアが素晴らしい作品です。 フランスは日本とはまた違った ……
book, 2012/02
現代美術作家 谷山恭子さんのホーム・ページを担当させていただきました。 実はお話をいただいてから数カ月眠らせてしまいました。理由はアーティストの作品をウェブでどうアーカイブしていくかという課題が難しかったのと、展覧会とプ ……
web, 2012/05
フォトグラファーの回里純子さんが中心になって活動されているタカラモノ123というプロジェクトが、そのプロジェクトの延長で企画された「石巻に東京の子供たちが描いた絵を使ったカレンダーを届ける」というプロジェクトでデザインを ……
graphic, 2012/03
現代美術作家 谷山恭子さんの「墨東まち見世2011」100日プロジェクト個展用のチラシをデザインさせていただきました。 GPSで緯度経度を計測すると小数点のない切りのいい地点というのがあって、そういう地点というのはもちろ ……
graphic, 2012/03